ラグーナの湯(愛知県蒲郡市海陽町)ラグーナ蒲郡は市東部の臨海地区にあるテーマパークやショッピングモール、リゾートマンションなどの総称。「海の軽井沢」構想のもとに大型開発がなされ、平成13年から主要施設が順次オープンしている。その広さは約120ha(ナゴヤドーム25個分)で、名古屋から約1時間の距離にあることから、休日には多くの客で賑わうようだ。敷地の東側には日帰り温泉施設「ラグーナの湯」があり、その魅力はマリーナや三河湾を一望するロケーションだ。おしゃれ度で言えば、東海地方でも指折りの施設であるに違いない。

ラグーナの湯(愛知県蒲郡市海陽町)ラグーナの湯(愛知県蒲郡市海陽町)ラグーナの湯(愛知県蒲郡市海陽町)

広大な敷地内は車かバス、シャトルボートで移動する。東側のエリア(ラグーナヒル)にはラグーナの湯、タラソセラピー施設、レストランの3軒が並んで建つ。来年を目処にリゾートホテルも進出予定だという。ショッピングモールに比べれば、こちらのエリアを訪れる客はぐっと少なく、外を歩いている人が少ないので閑散とした印象も。3軒のなかでいちばん小さい建物がラグーナの湯で、屋外の海の見える場所には足湯(無料)も併設している。入館するとすぐにホールがあって、テーブルや椅子、そしてテレビでくつろぐスペースになっている。そのわきにあるフロントで料金を支払うとロッカーの鍵、フェイスタオル、バスタオルを渡される。なので、手ぶらで訪れることができる。東海・北陸・関西地区を中心とした温泉シールラリー「ゆらん」にも参加しており、151施設が掲載されたガイドブック(2009-2010版)も販売しているので、興味がある方はぜひ。

浴室には大きな内風呂と乾式高温サウナ、そして露天風呂がある。内風呂は窓ガラスを大きくとり、露天風呂もガラスを塀の代わりにしている。湯船につかりながら海を一望することができ、さらには湯船と海がつながっているようにも感じられる。男湯からは商業施設やマリーナに停泊するヨットも眺めることができる。夕暮れ時は海が赤く染まり、この景色は格別の美しさだという。しかし、曇り空のこの日はなんとなく真っ暗になってしまった。商業施設や観覧車のライトアップがあるものの、景色を眺めるなら夕方までがよいだろう。温泉は地下1,500mから湧出し、無色透明のお湯は塩分が多いため、多少のべたつき感がある。ぬるめだがしばらくするとじんわり汗が出るし、湯あがりはいつまでもぽかぽか。

洗い場は6つのカランと立ちシャワーが2つだけなので、スーパー銭湯の気分で訪れたならばこじんまりとして感じるはず。平日の夕方に訪れたので室内は閑散としていたが、休日はカランの数が足りるのかという疑問も。夏の花火大会や冬のイルミネーションの時期は遠方からも多くの見物客が訪れ、この時期のラグーナの湯はとくに混み合うそうだ。

ラグーナの湯
源泉/ラグーナの湯(カルシウム・ナトリウム−塩化物泉)
住所/愛知県蒲郡市海陽町2-8 [地図
電話/0533-58-2700
交通/JR東海道本線三河大塚駅よりバス9分「ラグーナヒル」停
     JR東海道線蒲郡駅よりバス15分
     ※無料駐車場約250台分あり
料金/大人1,000円、小学生500円、小学生未満無料
時間/10:00〜22:00、年中無休

ラグーナ蒲郡
ラグーナ蒲郡公式チャンネル(YouTube)
温泉シールラリーゆらん


(追記-2021/2/16)
コロナ禍の影響によりタラソテラピー事業から撤退。ラグーナの湯も2021/3/31をもって閉館。

ラグーナの湯(愛知県蒲郡市海陽町)