喜久の湯(横浜市保土ヶ谷区川辺町)相鉄線星川駅は単なる各駅停車駅に過ぎないと思っていたが、駅前には区役所をはじめ官公庁が集結するなど地域行政の中枢を担っている。しかし、そのせいか夜の駅前は真っ暗で、官公庁の裏手を走る国道16号線(八王子街道)沿線の商店にわずかに明かりが灯るのみ。喜久の湯はパチンコ屋の隣に建つ11階建てマンションの1階にあり、居酒屋と焼き鳥屋の並び。16号線を西進し、峰岡町バス停は真正面だ。コインランドリーを併設し、銭湯の天井高を確保するためか、入口は歩道より数段下がった通路の奥にある。

フロント式で、そのわきに小さなロビーあり。脱衣所にもソファやテーブルがあり、ここでも寛げるようになっている。2ヶ所に分かれてロッカーがあるほか、旧式のマッサージチェアや洗面所を備えている。

浴室は手前に洗い場、奥に湯船を配置しているが、室内は湯船のあたりで女湯側へと末広がりになっており、またサウナも女湯側に食い込むような感じで設けられている(男女2つのサウナが間仕切りになっているようだ)。全体としてはどういうレイアウトなのだろうか、それにしてもビル銭湯ならではの自由な発想だ。カランは外壁側に7、島式で7-7、間仕切り側に3つあり、いずれも固定式のシャワーつき。ほかに立ちシャワーもある。

大きな湯船は各所が仕切られていて、電気風呂、座湯ジャグジー(寝湯に近い角度)、ボディマッサージの設備あり。その隣の湯船は日替わり湯で、この日は群青色のアロエの入浴剤だった。全体的にお湯はぬるめなので、いろんな設備を試しつつ、長湯ができる。ほかに小さな水風呂もある。浴室内の装飾として、湯船の上にモザイクタイルで西洋の湖畔の風景が描かれている。

平日の22時頃に訪れたのだが、相客は5〜6人ほどで、その半分が若い人だった。近所に住む学生なのだろうか。銭湯に馴染みのない世代にとっては、昔ながらの人情味あふれる銭湯よりも、喜久の湯のような現在風の雰囲気のほうが受け入れられやすいのだろう。

喜久の湯(神奈川県浴場組合)
喜久の湯(横浜市浴場組合)

喜久の湯
住所/横浜市保土ヶ谷区川辺町15-5 [地図
電話/045-331-4071
交通/相鉄線星川駅北口より徒歩6分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
     ※サウナは別途150円
時間/14:30〜24:00、毎週水曜日定休