ホーチミンシティを拠点とする日帰りツアーで人気といえば、クチトンネルかミトーメコン川クルーズだろう。クチトンネルはベトナム戦争当時、地下に250kmにわたって張り巡らされた地下トンネルのことで、ジャングルでゲリラ戦を闘った南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)による戦争遺産。HISが催行する半日ツアー(所要4.5時間)だと、大人40ドル。しかしクチトンネルは11年前に訪れたことがあるので、今回はミトーメコン川クルーズに参加してみた。終日観光(所要8時間)で大人55ドル。結構高いなぁと思うのだが、ホテルのチェックイン時に多くの人が申し込むので便乗してみた。

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8:30にホテルを出発。同じホテルに宿泊する人ばかり計10名。ホイさんという日本語ガイドが同行する。ホーチミンシティの南東に位置し、メコンデルタの港町であるミトーまで、国道1号線の渋滞にはまりながらも約2時間半の道のり。途中でドライブインに立ち寄るが、あくまでもトイレ休憩で、しつこいお土産の勧誘もなし。

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ミトーの船着場に着くと、小型フェリーに乗って約20分、中州のタイソン島へ。メコン川はチベットを源流とし、中国雲南省からタイ・ラオスなどの国境を通過し、南シナ海へと注ぐ全長4,200kmの大河。ベトナムではクーロン(九龍)川と呼ばれ、このあたりの川幅は約3kmになる。タイソン島は中州に浮かぶ4つの島のうち最大で、南国フルーツの栽培が盛ん。ランブータンや竜眼など多くの種類を試食することができる。もちろん露店で購入することもでき、同じツアーのおばちゃんがドリアンを買って振舞ってくれた。ベトナム民謡のちょっとしたショーもあり、なぜか日本語で「幸せなら手をたたこう」も。そのほか、蜂蜜農家で紅茶を飲んだり、ココナッツキャンディの製造過程を見学したり。ここでも「買わなきゃいけない」という空気ではなく、最終的にはおのおのが自由散策。

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ミトーメコン川クルーズその2につづく...