萩の湯(台東区根岸)新橋で人と会う用事があり、せっかく東京に行くならついでにひとっ風呂と思ったが、昼間から開けている銭湯は意外とない。「東京銭湯お遍路MAP」をパラパラめくり、見つけたのは鶯谷の萩の湯。ここなら駅2分で電車移動も楽チンだ。

誰が名付け親なのか「下町の学習院」の根津小学校は、鶯谷駅前に雑居ビルと並んで建つが、鶯谷駅北口は想像していた下町の雰囲気とは程遠い風景。根津小より尾久橋通りへと曲がり、2つ目の路地の角に萩の湯がある。青いタイル張りで上階はマンション。その建物の2階にあるため外部階段を上っていくが、気のせいか1階のフロアは天井が低いような…。そして地図を見ると「サウナ根津」とあるが、その存在にはまったく気づかなかった。ネットで見つけた数少ない情報では「営業していない」とのこと。裏手の路地にはラブホテルもちらほらあり、なんとなく不思議な町だ。

フロントではサウナ利用者のみ下足箱の札を預け、それ以外は各自保管するシステム。湯船はバイブラ湯、底が浅めのジャグジー、そして「薬寿湯」という茶褐色の薬湯がある。いずれも東京の銭湯にしてはぬるめの温度。湯船の上にはモザイクタイルで家と山並みと湖と教会っぽい建物が描かれている。全体的には西洋風の絵柄だが、女湯側にまたがって虹がかかり、飛行機が飛んでいたりする。何でもありな内容だ。

風呂に入りつつ、ふと時計を見るとあまり時間がない。慌てて上がったため、あまり憶えていないのだ。だが、ハッキリと憶えているのは、脱衣所の時計が5分ほど進んでいたことだ。山手線に飛び乗るまで汗が引くことはなかったが、それもそのはず。駅至近であることに加え、頻繁にやってくる山手線なのだから。さっとひとっ風呂やるには便利な銭湯だ。

萩の湯(東京都浴場組合)

萩の湯
住所/東京都台東区根岸2-13-13 [地図
電話/03-3872-7669
交通/JR山手線鶯谷駅より徒歩2分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
     ※サウナ別途200円
時間/11:00〜25:00、毎週火曜日定休