日の出おふろセンター(川崎市川崎区昭和)日の出おふろセンター(川崎市川崎区昭和)「日の出おふろセンター」という名前に惹かれ、京急大師線東門前駅へ。駅からは素朴な感じのする商店街をかすめるが、おふろセンターの周囲は総じて住宅街。タイル張りのシンプルな外観で、コインランドリーを併設。もとは日之出湯と言ったが、平成5年に浴室を改装したとのこと。通常の浴室でもじゅうぶん設備が整っているが、追加料金を支払うと「大師サウナコース」(男性専用)として、別に設けられた湯船とサウナが利用できる。しかし、高い追加料金はなんとかならないものか。といったわけで、今回は通常の浴室のみの紹介である。

券売機で入浴券を購入するシステムで、わずかな広さだが、ロビーにはソファやテレビが置いてある。銭湯では珍しく若いお姉さんがフロントに座っていたが、あとになってそのお姉さんが雑用のため、男湯にやってきたのには驚いた。脱衣所にはロッカーのほか、籠と棚の用意もある。そして脱衣所のあちこちに掲げられているのが「ヴァレンチノルディパイウォーター」という水の宣伝。長い説明書きの一部を抜粋すると「身体のしんから温まり、肌を生き生きさせます」とのこと。浴室内の湯船やスチームサウナに使われているらしいが、水道水などと比べてどう違うのかがよくわからなかった。

浴室に入ると左側に6つ、右側に9つのカランが並び、室内奥から中央へと突き出た格好で湯船が設けられている。突き出た部分の湯船には何の設備もないが、その奥には電気風呂と座湯ジャグジー2人分。さらにその隣にはウォーキングジェットなる湯船。いわゆるボディジェット(四方から出るジェット噴流)に歩行浴を組み合わせたもので、趣向としては面白い。しかし小さい湯船をぐるぐるするより、噴射に背中を当てたりしてじっとつかっている人が多い。

湯船の横の通路を進むと、カランがほかに5つとスチームサウナ、さらにその先は露天スペースとなっている。これらはもともと別料金エリアだったらしく、引っ掛け鍵の跡が残っている。しかしいまは無料で利用できる。スチームサウナは4帖ほどの広さであまり熱くないのだが、タダだと思えば得した気分。露天スペースには小さいが水風呂もある。

そしてこの銭湯で唯一温泉を使用しているのが、3帖大の露天風呂である。茶色に濁ったお湯で、やや緑がかっているようにも見える。蛇口から出る源泉は無色透明で、舐めてみるとしょっぱさと苦味と甘味が感じられる。地下130mから湧出するこの温泉は、地元では「塩湯」と呼ばれているらしい。いちおう循環掛け流しのようだ。周りを塀に囲まれているが、銭湯の露天風呂にしてはゆったりとしたスペース。湯船のふちにはおじさん達が腰掛け、四方山話に花を咲かせていた。全体では15人ほどの客がいたから、昼間としては賑やかだったといえる。温泉露天風呂、サウナ、水風呂を行ったり来たりで長時間寛いでしまった。さすが「おふろセンター」と名乗るだけのことはある。

日の出おふろセンター(神奈川県浴場組合)
日の出おふろセンター(川崎銭湯どっと混む)

日の出おふろセンター
源泉/川崎温泉(日之出湯:ナトリウム−塩化物冷鉱泉)
住所/川崎市川崎区昭和2-5-12 [地図
電話/044-288-7713
交通/京浜急行大師線東門前駅より徒歩11分、産業道路駅より徒歩13分
     JR川崎駅よりバス「四谷上町」停徒歩5分
     国道132号線(富士見通り)の「四谷上町」交差点至近
     ※付近に無料駐車場5台分あり
料金/大人450円、中人180円、小人80円
     ※大師サウナコースは別途540円
時間/11:00〜24:00(大師サウナコースは15:00〜24:00)、不定休