秋田県鹿角市にある「史跡 尾去沢鉱山」は、昭和53年に閉山した鉱山跡で、坑道見学や砂金採りなどが楽しめる体験型施設だ。山中に縦横に掘られた坑道は、全長800kmに及ぶとされ、そのうち標準コース1.1km、特別コース1.7km(重複区間含む)が観光坑道として公開されている。国内最大級の銅鉱脈群といわれ、銅のほか、金や銀なども多く産出した。

コースの大半ではかつての鉱床脈跡のほか、近代化以降の採掘作業の様子が詳しく再現されている。作業員たちの模型はリアリティがあり、かつての苦労を垣間見ることができる。「帰ってきてね安全で ぼくはパパと遊びたい」「やめなさい 手順無視してまた作業 いつか地獄へ直滑降」といった標語も見逃せない。

尾去沢鉱山尾去沢鉱山尾去沢鉱山
尾去沢鉱山尾去沢鉱山尾去沢鉱山
尾去沢鉱山尾去沢鉱山尾去沢鉱山
尾去沢鉱山尾去沢鉱山尾去沢鉱山
尾去沢鉱山尾去沢鉱山尾去沢鉱山
尾去沢鉱山尾去沢鉱山尾去沢鉱山
尾去沢鉱山尾去沢鉱山尾去沢鉱山
尾去沢鉱山尾去沢鉱山尾去沢鉱山
尾去沢鉱山尾去沢鉱山尾去沢鉱山
尾去沢鉱山尾去沢鉱山尾去沢鉱山
尾去沢鉱山尾去沢鉱山尾去沢鉱山
尾去沢鉱山尾去沢鉱山尾去沢鉱山
尾去沢鉱山尾去沢鉱山尾去沢鉱山

終盤は江戸時代の採掘風景が再現されている。尾去沢鉱山の発見は和銅元年(708)とされ、平泉の中尊寺金色堂の建築に産金が使われたという。江戸時代には南部藩の所領として採掘が進められた。三菱財閥の所有となったのは明治22年のことである。

尾去沢鉱山尾去沢鉱山尾去沢鉱山
尾去沢鉱山尾去沢鉱山尾去沢鉱山
尾去沢鉱山尾去沢鉱山尾去沢鉱山
尾去沢鉱山尾去沢鉱山尾去沢鉱山

史跡尾去沢鉱山として公開している施設の周辺には、選鉱場跡や製錬場跡(下の写真)などの施設が点在している。これらは「産業遺産コース」(所用60分・要電話予約)として、マイクロバスでのツアーが行われている。

尾去沢鉱山尾去沢鉱山尾去沢鉱山

史跡 尾去沢鉱山
住所/秋田県鹿角市尾去沢字獅子沢13-5 [地図
電話/0186-22-0123
交通/JR花輪線鹿角花輪駅からバス約27分「史跡尾去沢鉱山」停下車(冬季運休)
     東北自動車道鹿角八幡平ICから車で約10分
料金/大人1,000円、中・高校生800円、小学生600円、幼児300円
     ※産業遺産コース(要予約):大人1,000円、中・高校生700円、小学生500円
時間/(4/1〜10/31)9:00〜17:00
     (11/1〜3/31)9:00〜15:30
     ※年中無休