湘南×東北楽天(平塚球場)

結果から言うと、今日の湘南シーレックス×東北楽天は、湘南が9回1死までノーヒットノーランの投手リレーだったのである。あとアウト2つ、観客も1球1球を固唾を呑んで注目していたわけだが、吉原がヒットを許すと、スタンドからは大きな溜め息が…。終わってみれば1安打1失点の快勝と言えるが、なんだかすっきりしない勝利であった。

湘南×東北楽天(平塚球場)例年7月1週目の平塚球場の試合は「七夕ナイター」と銘打って行われるが、今年は七夕まつりの日程とドンぴしゃり。しかし七夕に客を取られたか、小雨がぱらつく天候であったためか、球場はガラガラ。今日の観客は498名だというから、普段より4〜5割減といった感じ。到着時にはすでにシーレックスが4点を先制していたが、その後は無得点が続く。先発の桑原謙太朗(#38)は打たせて取るピッチングで(言い方を変えれば打ち損じに助けられ)、ノーヒットノーランを続けていく。

7回からは那須野(#13)が登板。なぜ替える必要がある!?と思ったが、クワケンは昇格への最終調整だったのだろうか。シーレックスは2006年に4投手によるノーヒットノーランを達成しているが、今日はその再現なるか!? ただでさえ観客の少ないスタンドは、回を重ねるごとに静まり返っていく。武山(#61)のホームランなどで追加点を挙げても、皆の興味はいつまでノーヒットが続くかということだけ。なんでもない当たりを山崎(#0)が弾いたときは「もはやこれまでか…」と思ったが、記録はエラー。そんな幸運も味方し、那須野は2イニングでしっかりと役割を果たし、いよいよ最終回。ピッチャーは吉原(#45)。

ここから先はストライクを1つ取るたびに、スタンドからは拍手が起こる。1人目を打ち取ってさらに大きな拍手。しかし2人目には四球。チームとしては4つ目だし、しょうがないかと思ったのも束の間、つづく西谷にはレフトの脇を破るヒットを打たれて記録の夢も消滅。これがタイムリーとなるが、そんなことはどうでもいい。スタンドに漂うがっくりとした空気を感じたか、今度は牧田に頭部付近への死球。吉原の一人相撲には見ているほうがハラハラしたが、なんとか2アウト目を取って、石井裕也(#44)へと交代。きっちり抑えるどころか、四球を与えて満塁としたのには困ったものだが、最後は三振で締めて試合終了。

湘南×東北楽天(平塚球場)1安打1失点と記録だけ見れば素晴らしいし、楽天に唯一許したヒットもいい当たりだったから諦めがつく。打たれた吉原を責めるつもりはないが、その前後の四死球はいかがなものか。テクニック云々というより、気持ちの弱さを露呈しているとしか言いようがない。さらなるステップアップを期待しているぞ!ミッチー!
(写真はヒーローインタビューの桑原謙太朗)

湘南×東北楽天(平塚球場)七夕ナイターということで、星に願いを。実現したちびっ子の夢は、まずはイニング間でのトンボかけ、そしてスタジアムDJケチャップにコールされての模擬打席。普段は右へ左へと走り回ったりしてうるさい小学生たちも、「選手と握手したい」「キャッチボールしたい」など願い事は意外と真面目。「ベイスターズに入りたい」なんていうリップサービスはなかったような…。