島田宿川越遺跡島田市は静岡県のほぼ中央に位置する、人口約10万人の都市。市内には大井川が流れ、東海道の五十三次の宿場として東岸に島田宿、西岸に金谷宿が置かれていた。流れが急な大井川は東海道の難所として知られ、「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」というのは有名な話。島田宿では川を渡るに際し、肩車または連台によって人足が手助けする制度(川越制度)が起こった。川会所が川の深さや幅によって値段を定め、人足たちは一番宿、二番宿と呼ばれる番屋に待機した。明治3年に川越制度は廃止されが、川越場は昭和41年に国の史跡「島田宿大井川川越遺跡」として指定され、昭和45年に復元された。

島田宿川越遺跡川会所(島田宿川越遺跡)川会所(島田宿川越遺跡)
島田宿川越遺跡川会所(島田宿川越遺跡)川会所(島田宿川越遺跡)

島田宿大井川川越遺跡(島田市博物館)
島田宿大井川川越遺跡(社団法人静岡県観光協会-地図あり)

蓬莱橋島田市のもうひとつの見どころといえば「蓬莱橋」である(見どころはほかにもたくさんあるのだろうが)。大井川に架かるこの橋は、明治12年に完成した木橋。昭和40年にコンクリートの橋脚となったが、全長897.4m(幅2.4m)は「世界一長い木造歩道橋」として平成9年にギネスブックに認定された。渡橋料金は大人100円・子供10円で、地元住民が日常的に利用しているためか1ヶ月定期券大人800円の設定もある。

蓬莱橋蓬莱橋蓬莱橋

橋を渡りきるまでには15分くらいかかり、いまの時期は寒風がすさまじく吹き付ける。渡りきった先にはとくに何かがあるというわけではないが、小高い丘は蓬莱山を模したつもりか鶴や亀といった縁起物の石像が置かれている。そして丘の上にあるのが長寿の鐘と愛和の鐘。「一ツ鳴らしてあなたに愛を、一ツ鳴らして仲睦まじく、一ツ鳴らしていつまでも。※三ツ以上は無意の鐘。尚打の鐘は危惧の半鐘」。試しに鳴らしてみたら、ちょうど丘を上がってきた人をビックリさせてしまったようだ。

蓬莱橋蓬莱橋蓬莱橋

「渡り来た橋過去であり 無病息災長寿を願い これから渡る未来の橋」

蓬莱橋(島田市役所農林課)
蓬莱橋(社団法人静岡県観光協会-地図あり)

島田市といえば、文金高島田や島田髷(⇒ウィキペディア)の発祥地であること、大井神社大祭「島田の帯祭り」は日本三奇祭と言われていることなども記しておきたい。ちなみにほかの奇祭とは、諏訪大社の御柱祭、富士吉田の火祭りを言うらしい。

島田市観光協会