松の湯(東京都新宿区)松の湯は新大久保駅・大久保駅至近の好立地にある銭湯。両駅のほぼ中間にあり、大久保通りのCASAと風月堂の間の通りを入っていく。この曲がり角さえ間違えなければ駅から2〜3分の距離だが、「煙突を目印に…」といった考えは都会では通用しない。さんざん迷って遠回りしてしまった。コインランドリーを併設しているので、こちらの方が目印になるかも。ちなみに大久保通りは建ち並ぶビルのネオンで夜でも眩しいほどだが、路地を入ると意外と真っ暗。松の湯の周辺は住宅街が広がっており、大通りの喧騒とは対照的にしーんと静まり返っていた。

玄関を入るとフロントがあり、その正面がロビーとなっている。男湯のみロッカーの鍵を受け取るシステムで、ロッカーは大小のサイズがあるというが、たいして変わらないという。好きな番号の鍵を選べばよいが、常連さんなら「いつも同じ番号で」と考えたりするのではないだろうか。

浴室にはカランが壁際から6、5-5、4の配列で並んでいる。4つの列以外には固定式のシャワーつき。湯船はミクロバイブラ湯、座ジャグジー湯、横からも噴射するボディマッサージ湯に区切られている。お湯は温度計の表示によると43℃。東京だけあって、ちょっと熱め。浴室の内装は白タイルで、明るく清潔感があるが、女湯との間仕切壁にわずかにタイル絵があるだけで、なんだか殺風景。タイル絵は白い家が建つ海辺の風景を描いたもの。天井は銭湯では珍しいアーチ型(かまぼこ型)。

コリアタウンと言われるほど韓国系住民で活気のある大久保通り界隈。韓国料理店で食事したあとのひとっ風呂は最高だ。以前紹介した大久保1丁目の万年湯(→記事)とセットで覚えておきたい銭湯だ。

松の湯(東京都浴場組合)

松の湯
住所/東京都新宿区百人町2-11-23 [地図]
電話/03-3362-2601
交通/JR山手線新大久保駅より徒歩2分
     JR中央線大久保駅北口より徒歩3分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
時間/14:30〜24:00、毎週金曜日定休

(追記-2011/7/19)
2011/7/27をもって廃業予定です。
現在は毎週木曜日・金曜日が定休となっています。

(追記-2012/10/17)
現在すでに廃業しています。