横浜ベイスターズ×中日ドラゴンズ(平塚球場)毎年恒例の平塚ナイター。今年も中日ドラゴンズ戦。

先週の相模原の客と比べて、平塚はヤジがすごい。よく言えば野球に対して熱いのだけれども。なんでもない外野フライを中日選手がキャッチすれば「ばーか、ばーか」。それが李炳圭だったりすると、「森野が帰ってきたら、お前のポジションねぇぞ」。味方であっても容赦なく、とくに2つの併殺打を含む5タコの石川に対してはヤジというより怒号。石川君も北京五輪で回ってきたチャンスを活かさないと。ポーカーフェイスもいいけど、覇気がないようにも見えるし。

横浜の先発は今日もマイク・ウッド。立ち上がりに難ありで、しょっぱなから3安打で1失点。試合開始前から序盤にかけては小雨が降っていたのだが、そんな中でじっと待っていることのつらいことったら。2回以降は0点に抑えたものの、5回には2アウトからの3連打で2失点。結局この回でウッドは降板。いつも試合をつくっているように思えるし、大炎上もしないんだけど、このあたりでたいてい降板しちゃうのは何でだろうなぁ。球数の放り過ぎといえばそれまでだが、メジャーリーグ的に100球がメドなのかなぁ。

横浜ベイスターズ×中日ドラゴンズ(平塚球場)対する中日の先発は中田だったが、3回にはショートでスタメンの藤田がライトポール際へプロ初ホームラン。両翼91m、しかもフェンスが低いし。でも今日の結果を見てみると、このホームランを含む3安打と地味に活躍していたんだなぁ。ポスト琢朗と言われ続け、課題のバッティングは慣れ親しんだ平塚球場でようやくお目覚めか? 5回にはウッドの代打で鈴木尚典が登場。平凡なファーストゴロだったが、ウッズの怠慢プレーはフィルダースチョイスとなり、2点目を得た。シーレックスで調子を上げているとはいえ、正直言ってベイスターズのユニフォーム姿はもう見れないかと思っていたが、やっぱりタカノリが出ると球場が盛り上がるなぁ。

5回終了後には平塚ナイター恒例の花火が上がり、試合は後半へ。横浜は6回に牛田のあと7回にワンポイントで山北、そして小山田へと継投。その小山田が3連打で1失点。中日は中田が8回から高橋。先頭の代打呉本が死球で出塁するも、石川がゲッツー。ピッチャーが浅尾に替わると仁志がヒットで出塁し、次の内川にはヘルメット直撃の死球。浅尾は危険球退場。こうなると平塚の客の怒りは収まらないのだが、替わった平井は吉村に死球。「ナメてんのか、コラ!」「ふざけんな、この野郎!」と飛び交う怒号で球場は異様なムードに。1イニングで3死球、しかも横浜の3番4番に連続死球って…。ナメてんのか、中日投手陣は。お前んとこのウッズだったら、乱闘を起こしているだろうよ。

試合結果結局、8回の連続死球で満塁のチャンスも、そして9回1死1−2塁のチャンスもあと一本が出ず、2-4で試合終了。北京五輪の日本代表は10-0で中国に圧勝したらしいが、その裏ではこんな試合をやっていた、と。新聞では結果だけ小さく載っておしまいなんだろうなぁ。観客は10,453人。先週の相模原球場よりも多かったことだけが救い。

ちなみに平塚球場での中日戦は3年連続。今年は●。去年も●(→記事)。一昨年は○(→記事)。ぜひ来年は中日以外のチームでお願いします。