野田の湯(鎌倉市台)野田の湯は湘南モノレールの富士見町駅が最寄りだが、大船駅からもじゅうぶんに歩ける距離にある。モノレールの軌道敷に沿って歩くこと約15分。ビッグマートというスーパーの隣、台郵便局の裏手にある。無骨な造りの建物で、上階はアパートになっているようだ。大きな看板を掲げており、通りからでもよく見える。

券売機でチケットを購入し、フロントで手渡す。小さな箱にはロッカーの鍵が入っており、好きな数字を選んで脱衣所へ。若い数字ならロッカーも端っこのほうかと思いきや意外とそうではなく、紛失した鍵の関係なのか、バラバラな箇所もあるし、「鍵を返してください」と張り紙された箇所もある。

大きな建物だと思ったが、そのわりに浴室は意外と小さかった。男湯は右側にカランが並んでおり、その数は16。すべてに固定式シャワーつき。浴室の入口には銭湯でしか見たことがない、緑色の簡易的な椅子が重ねて置いてある。桶はどこだ?と探してしまったが、浴室の奥に重ねて置いてあった。銭湯では珍しく木桶を使用している。なぜ別々に置いてあるのかちょっと謎だし、木桶が白いタイル壁と同化していて、眼が悪いのでわかりにくかった。

湯船は浴室の左側にまとまっている。日替わり湯は銭湯の定番「ラベンダー」で紫色のお湯。1畳半ほどの小さな湯船で、お湯は首までたっぷり。ほかに座湯ジャグジー、電気風呂、バイブラ湯に区切られた大きな湯船。銭湯では浴槽内部の壁面に鮮やかに光る照明が取り付けられているのをよく見るが、あれは何のためにあるのだろうか?バイブラ湯などの設備が作動していることの合図なのか、たいてい赤い照明だったりする。ここでは赤、黄色、黄緑に光り輝いていた。これらの湯船は42℃ほど。ほかに水風呂と別途料金のサウナがある。

開店約5分前に到着してしまったのだが、すでに2〜3人が並んでいた。地元住民でもないのに一番風呂というのは気が引けるので、周囲を散策して開店5分後に再訪(散策するところがなく時間をつぶせず…)。客は徐々に詰め掛け、結局30分ほどのうちにカランのほとんどが埋まってしまった。野田の湯に限ったことではないが、開店早々の賑わいというのはすごいな。

野田の湯(神奈川県浴場組合)

野田の湯
住所/鎌倉市台3-11-21 [地図
電話/0467-43-0126
交通/湘南モノレール富士見町駅より徒歩1分
     JR東海道線・横須賀線・湘南モノレール大船駅より徒歩14分
料金/大人430円、中人180円、小人80円
     サウナは別途150円
時間/15:00〜23:00、毎週火曜日定休