大和湯(大和市大和東)大和湯(大和市大和東)

小田急、相鉄が交わる大和駅の北側出口(相鉄口)を出ると、すぐ目の前には大型手芸用品店のユザワヤがある。大和湯があるのはその隣、居酒屋の笑笑、白木屋が入るビルの1階。駅出口よりわずか50mの好立地。向かいには小田急高架下にオダキューOX(スーパー)もあり、まさに駅前繁華街の風景である。大和湯自体も電飾看板やタペストリーなどを店頭に賑やかに掲示している。自動ドアが開くと正面にフロントがあり、そのわきにはちょっとしたロビーがある。

脱衣所には壁一列にロッカーが並び、テーブルと丸椅子、体重計、洗濯機。そして水槽の中ではナマズ?が2匹と小さな熱帯魚が泳いでいた。訪れたのは平日19時頃だったが客は4〜5人で、脱衣所も浴室もわりとがらーんとしていた。駅前銭湯の場合、何時頃が混み合うのか、また客層など想像がつきにくい。

真っ白のタイル張りの浴室は明るくて清潔感があるものの、なんだか殺風景な感じもした。客が少なく静かだったから余計にそう感じたのかもしれないが。カランは壁際6、中央に6×2列の計18。すべてに固定式シャワーつき。そしてもう一方の壁際には立ちシャワーが4つ並ぶ。

湯船はまず2帖弱の日替わり湯。この日は真っ白の入浴剤の「濁り湯」だった。深めの浴槽で、44℃と温度はかなり高め。その隣には5帖分くらいのL字になった湯船がある。足の置く部分だけが深めになったジャグジー、電気風呂、バイブラ湯といった具合に分かれている。お湯の温度は適温。湯船の種類はどこにでもある感じだが、ひさしぶりに入った電気風呂は驚いた。「押す、揉む、たたく」の機能を備えた最新式で、つまり電極盤から流れる電気の強弱やリズムで身体をマッサージしてくれる。かなり気持ちが良いのだが、結局は電気風呂なのでビリビリがきついときもあるが、試してみる価値はある。

仕事や買い物帰りのひとっ風呂にはもってこいな立地である。風呂あがりに一杯やるなら同じビルの居酒屋に行くのもよし。これも駅前銭湯ならではの楽しみ方である。

大和湯
住所/大和市大和東1-2-7 [地図]
電話/046-263-6215
交通/小田急江ノ島線・相鉄線大和駅より徒歩1分
料金/大人430円、中人180円、小人80円
時間/15:00〜24:00、毎週木曜日定休