湘南シーレックス×戸田ヤクルトスワローズ(平塚球場)平塚球場で湘南シーレックス×戸田スワローズ。

今日は球場入りするのがちょっと遅れ、すでに3回表が始まろうとしていた。この時点でスコアは2-0でシーレックスがリード。そんなことより、今日は秦裕二(#28)の登板日ということで楽しみにしていたのだが、すでに代打が送られていた。ヒットこそ1本しか許していないが、どうやら制球に苦しんだ様子。今年は中継ぎの登板が多く、ひさしぶりの先発マウンドに緊張したか。それとも昇格に向けての調整登板? いい加減ファームでくすぶっている場合ではない。

SR×YS(平塚球場)チョキちゃんチョキちゃん、レック、ディアーナ今日は“チョキちゃんナイター”。全国理容連合会のキャラクターがレック、ディアーナとともに踊っていた。どこもかしこも、ゆるキャラブームだ。

ヤクルトの先発は2年目の伊藤秀範だったが、4回を投げて降板。そのあとを継いだのは高井雄平。しょっぱなから見事なまでの大暴投と叩きつける変化球。制球が定まらず、2連続フォアボール。シーレックスの4番小池は内野ゴロゲッツーに終わるが、その間にランナーは3塁へ。とどめはワイルドピッチ。何もしていないのに1点のプレゼントをいただく。

鈴木尚典(#51)6回裏には木田が登板し、代打・鈴木尚典との勝負はフォアボール。ここのところ毎年シーレックスの補強にやってくるタカノリに球場は沸くのだが、同時にこみ上げる切なさは否定できない。ヤクルトも代打に真中を出してくるし。

今日から1軍ではセパ交流戦が始まったというのに、平塚ではベテランどうしが再調整。篠原涼子の歌じゃないが、「恋しさとせつなさと心強さと」だな。ネタがちょっと古いか(苦笑)

タカノリタカノリタカノリの復活を信じたい。




シーレックスは3点のリードを守れず、よもやの“吉原炎上”によって8回に追いつかれてしまうが、9回裏にヤクルトが出してきた最後の役者は五十嵐亮太。さすがかつての速球王。故障明けとはいえズバ抜けているのは明らかだが、コントロールが悪いのも変わっちゃいない。フォアボールで出した石川はすぐさま盗塁を決め、そしてこのあと五十嵐は大暴投。ヘッドスライディングで石川がホームインするという劇的なクライマックス。

ヒーローインタビューはサヨナラのホームを踏んだ石川(#52)なぜか負けない“平塚劇場”。4x−3でシーレックスの勝利。ヒーローはもちろんサヨナラのホームを踏んだ石川雄洋(#52)。「みんなで挙げた勝利です」とのこと。そう言わざるを得ない試合内容だが、高井の暴投を加えると4点のうち2点が相手から貰った得点。運も味方したと言えばそれまでだが。

(08/05/22訂正)----------------------------
9回裏サヨナラの場面だが、記録では五十嵐亮太の暴投ではなく、捕手小山田貴雄(#112)の捕逸とのこと。大きく跳ね返った変化球を後ろに逸らしたから捕逸ということなのだろうが、これは小山田の責任じゃないよなぁ…。とはいえ五十嵐亮太はなにげに好きなので、しっかり調整して神宮のファンを沸かせてほしいと思う。タカノリにしてもヤクルトのベテラン勢にしても、平塚に来ている場合じゃないってば。もしかして各球団の主力が抜けるオリンピックの時期に昇格の照準を合わせているのか?