下田城美術館下田城は1588年(天正16)に北条氏に築城され、別名「鵜島城」。しかし翌々年に下田が支配する天領となったことにより廃城となった。城跡は現在「下田公園(城山公園)」として整備され、天守台と呼ばれる中心部分の曲輪や空堀等が残されているらしい。

と、前置きはこのくらいにして、今回訪れたのはもう1つの下田城。寝姿山という小高い山の中腹にそびえるその名も「下田城美術館」。しかもただの美術館にあらず、相当な“B級スポット”のようだ。

駐車場には意味不明な看板が並んでおり、そのうちの1つには「驚異の宇宙パワー!」「願い事ができる世界最大級隕石」とある。願い事が“できる”と言っているのであって、“叶う”とは言っていない。むかしは22km離れたところに看板を設置していたようだが、いまは現地で色あせたままになっている。

下田城美術館下田城美術館下田城美術館

↑駐車場の看板。

下田城美術館下田城美術館

「テレビでおなじみの下田城美術館館長 景山八郎」

下田城美術館下田城美術館

怪しげな看板にわくわくしてしまうが、なんと訪れた日は定休日だった。
年中無休のはずだが臨時休業日だったのか。おばちゃんが何やら作業をしていたが、せっかくなら見せてくれてもいいのに、と思ったが。ちなみに入館料は大人980円と観光地プライスだったので、定休日とわかりホッとした気持ちもある。門から中をうかがうと、敷地の中央に隕石と思われる石が置いてあった。看板で騒ぐほどの大きさではない。小劇場という建物ではどんな催し物が行われているのか。天守閣の屋根瓦は浮き、破風はいまにもはがれ落ちてしまいそうだ。この施設に1日にどのくらいの客が訪れるのか、そして館内はどうなっているのか。興味深い。

下田城美術館
住所/静岡県下田市中828 [地図
電話/0558-22-3622
交通/伊豆急下田駅より徒歩10分
料金/大人980円、小中学生500円
時間/8:30〜17:30

関連ホームページ:ようこそ宇宙村へ
            景山八郎氏が村長。本部は四谷にあるようだ。
            下田城博物館のページもあり。

下田城美術館では「展示変更の為、収蔵美術品等の一部を処分します」とのこと。
お城ごと全部というお話も条件により可能らしい…。詳細はホームページで!