横浜温泉チャレンジャー横浜温泉チャレンジャーがある上川井町は国道16号線(保土ヶ谷バイパス)、環状4号、東名高速横浜町田ICが交わる交通の要衝であるが、通りから外れた東側には若葉台団地のマンション群が立ち並んでいる。郊外型のニュータウンといった雰囲気だが、団地の外郭通りの外側には緑が多く、のどかな田園風景が広がっている。横浜温泉チャレンジャーは外郭通りから外側にゆるい坂道を下りたところにある。特別養護老人ホーム「あだちホーム」が地域交流施設という名目で運営している。老人ホームとは出入口は別なのだが、チャレンジャーの入口も病院や公民館を思わせるつくりである。

運営主体が老人ホームというだけあって、脱衣所のあちらこちらに健康増進を提起する張り紙がある。浴室内にも娯楽的要素はまったくなく、研修施設を訪れているような錯覚すら覚える。内風呂のみだが湯船は3つあり、うち2つはジャグジー。すべてが源泉を使用しており、お湯は無色透明だが、湯船では黄緑に茶色を混ぜたような色に見える。よく温まるので外にあるビーチチェアで休憩したかったのだが、扉は締切になっていた。脱衣所からは出られるようだ。

カランにはシャンプーやボディソープが置いていないので、持参するかフロントで購入しなくてはならない。温泉銭湯だと思えばよいかもしれない。ちなみに屋外には温泉販売スタンドがあり、1リッターあたり10円(5リッター以上)で販売しているほか、近隣地域には宅配も行っている。また、貸切風呂ならぬ個別浴室を4室備えているのも老人ホームが運営主体であるからだろう。身体に障害がある人や皮膚疾患がある人が利用できる(要予約)。風呂上がりにはテーブル席&畳敷きの多目的スペースで休憩できる。昼時にはそばやうどんの食事ができる様子。

スーパー銭湯のような気軽な温泉施設をイメージして訪れると戸惑うかもしれない。施設の雰囲気のせいなのか、客層としては高齢の方が多いような気もする。というわけで何にチャレンジしているのか、ネーミングについては謎だったが、それはホームページで解明。「チャレンジャー」の由来は大阪のボーリング業者の社名から。実際に掘削したのは秋田の業者だが。ちなみに源泉は地下1,500mから湧出している。

横浜温泉チャレンジャー
源泉/横浜温泉(ナトリウム−塩化物泉)
住所/横浜市旭区上川井町2287 [地図
電話/045-922-5590
交通/相鉄線三ツ境駅北口よりバス10分、鶴ヶ峰駅よりバス18分
     JR横浜線長津田駅よりバス12分、十日市場駅よりバス20分
     いずれも「若葉台南」停徒歩5分
     東急田園都市線青葉台駅よりバス20分「若葉台中央」停徒歩10分
     車なら環状4号「若葉台西側」交差点より若葉台団地へ約800m
料金/大人500円、子供250円(2時間以内)
時間/7:00〜23:00、年中無休
     ※毎月第3火曜日のみ15:00〜23:00の営業