湯快爽快くりひら小田急線栗平駅の周辺は丘陵地帯のニュータウンといった雰囲気。「湯快爽快くりひら」は駅から南西方向のにあることを駅の地図で知ったが、南口を降りてみると住宅街がどこまでも続いており、どう歩いていけばよいのかわからない。目指すべき方向に目印となる店や看板が一切ないのだ。白鳥中学校を過ぎ、しばらくすると信号のある交差点に出たので、ここで片平川に向かって坂を下りていく。「湯快爽快くりひら」は拡幅工事中、これから栄えていくであろう県道沿いにあった。

今年7月25日にオープンしたばかりとあって、外観も館内の設備も真新しく、受付スタッフの対応も親切丁寧。バーコードのついたリストバンドを受け取り、浴室へ。リストバンドは館内の飲食や整体、あかすりなどを後払いで一括精算するために使い、脱衣所のロッカーとは無関係。タバコの自販機ではバーコードが使えないこと、自販機と喫煙所が離れていることにちょっと不満が残るが。

テーブル席と座敷の客席を持つ食事処、ホールにある足湯、畳敷きで広い休憩室などを両側に見て、浴室はその突き当り。脱衣所から浴室へと入ると、まず手前にあるのが洗い場。左右2列にカランが並び、独立した細長い部屋のような感じ。内風呂としてはジャグジーがいくつかと、ほかに白湯。大きな窓越しに露天風呂が一望でき、明るくて気持ちがいい。テレビつきのサウナと水風呂もある。

露天風呂には地下800mから湧出した源泉を利用している。黒褐色のお湯で、循環かけ流し。ぬるっとした感触が肌に残る。大きな岩でつくった岩風呂は大きな湯船の「ぬる湯」とややこじんまりとした「あつ湯」に分かれている。あつ湯の温度は42.8℃だったが、もうちょっと熱くてもいいかも。ほかに信楽焼の壷湯が4つとうたた寝之湯、そして独立した離れの建物の「庵湯(いおり湯)」がある。室内には3〜4人が入れる大きさの湯船があり、数は少ないがカランもいくつかある。地方の温泉場の共同浴場を思わせる雰囲気。屋外にはベンチもあるが、屋根つきの縁台もあるので、湯冷ましするにはもってこいだ。露天風呂から外の景色は望めないが、湯船どうしに段差があり、広々とした雰囲気がある。夜になるとたいまつでライトアップされる。

別料金であるが館内にはバーデルームもあり、いま流行りの岩盤浴やゲルマニウム温浴の施設がある。今回は利用しなかったが、たまの贅沢にはよいのではないだろうか。

帰りは県道を北へ。しばらくすると桐光学園があり、下校する生徒のあとについて歩く。分譲地内の細い路地を抜け、さらに階段を昇っていくと駅が見えてきた。このルートがいちばんの近道と思われるが、いずれにせよ目印はなかった。どうにかならないものか。

野天湯元 湯快爽快くりひら
源泉/川崎片平温泉(ナトリウム−炭酸水素塩温泉)
住所/川崎市麻生区片平8-2-1 [地図
電話/044-989-2644
交通/小田急多摩線栗平駅より徒歩10分
     津久井道(世田谷町田線・県道3号線)の柿生交差点より県道137号線で1.7km
     ※駐車場173台分あり
料金/(平日)大人900円、小学生以下400円
     (休日)大人1,050円、小学生以下500円
     バーデルーム:岩盤浴(80分)1,400円、ゲルマニウム温浴(20分)1,400円
時間/10:00〜25:00、年中無休