土肥金山土肥金山は足利幕府直轄の金山奉行が土肥を支配し、盛んに金を掘ったのが始まりとされているらしい。昭和40年に閉山するまでに坑道の総延長は100km、推定生産量は40トンに及ぶという。以上は現地の看板に書いてあったことだが、看板の説明文をいちいち読んで学習する人はどの程度いるのだろうか。パンフレットには「一攫千金」だの「世界一!!巨大金塊」といった文字が並び、アミューズメントパーク的な観光施設として客を呼び込みたいようだが、土肥金山の基本的な概要は当然載せるべきだと思う。

土肥金山坑内坑道は当時の作業風景を再現している。人形は電動で動き、その姿はリアルであるが、佐渡金山に比べればやっぱり見劣りする。何より説明が足りないのだ。「風呂は気持ちいいなぁ。明日も頑張るぞ」的なことを喋ったりするが、当時(たぶん江戸時代だと思う)の採掘風景ってそんなに大らかなものだったのであろうか。砂金採りができる「砂金館」は別料金。もちろん砂金採りだけでも可。

土肥金山
住所/静岡県伊豆市土肥2726 [地図]
電話/0558-98-0800
交通/東名高速沼津ICよりR136→伊豆中央道→修善寺道路経由で80分
料金/(土肥金山)大人840円、小学生420円
     (砂金採り)大人600円、小学生以下500円
時間/入場受付9:00〜16:30、砂金採りは16:20まで
     定休日なし(12月に休業日あり)