富士見湯藤沢駅北口を降り、さいか屋からダイエーに向かう通りが「銀座通り」である。白のカラー舗装がなされており、裏駅にもかかわらず割と賑やかな商店街が続いている。ダイエーを過ぎると今年3月いっぱいで閉館する映画館オデオン座。富士見湯があるのはその隣。

上階はマンションになっている都会型の銭湯。脱衣所のロッカーは大きめなのでありがたい。籐の脱衣籠をそのまま入れている人もいたが、そんなことをしているのは1人だけだった。

浴室はたいして大きくはない。一般的な銭湯と違ってカランは左手にまとまって並んでおり、全部で20ほど。ノズル式のシャワーもあれば固定式のシャワーもある。浴槽は右手に並んでいて、手前から水風呂、普通のジャグジー、ものすごく弱いバイブラ湯、強力なジャグジー。普通のジャグジーは3人掛けだが、ほかはいずれも2人掛けになっている。浴槽の温度計は43.4℃を表示していたけど、実際はそんなに熱くはなかった。

富士見湯のウリは「超軟水の湯」。水中に溶解しているカルシウムやマグネシウムなどの硬度成分をイオン交換により取り除いている。肌に優しく保温保湿に優れているのだとか。普通の水との違いを実感できなかったが。

いちばん奥には湖畔に建つヨーロッパのお城が大きなタイル画で描かれており、浴槽側は湖を渡る橋の絵と渓谷沿いの教会の絵。いずれもカラフルな色使いだ。平日の20時頃に訪れたが、男湯は半分くらいのカランが埋まっていて、壁の向こうからは女湯のにぎやかな話し声が聞こえてくる。藤沢駅から近いので買い物帰りにぶらっと立ち寄るには便利だし、地域住民以外でも入りやすい銭湯だ。

富士見湯(神奈川県浴場組合)
富士見湯(ふじさわの商店街)

富士見湯
住所/藤沢市藤沢1003-8 [地図
電話/0466-23-4656
交通/JR東海道線・小田急江ノ島線・江ノ電「藤沢」駅より徒歩7分
料金/大人450円、小学生以上180円、未就学児80円
     ※サウナは別途200円
時間/15:00~23:30、毎週木曜日定休