リッチランド「リッチランド」は清川村の山の中にあるキャンプ場。煤ヶ谷と宮ヶ瀬を結ぶ県道から林道に入り、だんだんと山を登って行く。途中、ところどころには民家と貸別荘などがあるが、基本的には寂しい山道。ヘアピンカーブに差し掛かったところで「リッチランド」の建物が見える。道路から階段を昇った正面の建物に売店兼喫茶店があり、そこで入浴料を払う。ボンベや薪といったキャンプ用品を売っているのは当然としても、「熊よけ用の鈴」にいたっては単なるお土産なのか必要だから置いているのか…、ちょっと理解に苦しむ。

露天風呂は別棟になっており、その建物は意外なほどきれい。梅の枝が投げ入れで活けたあったり、とてもキャンプ場とは思えない。入浴客は入れ替わりで常に3〜4人いたが、平日の昼間だったのでキャンプ場の利用者というよりは温泉が目的といった感じ。

リッチランド露天風呂浴室は露天風呂のみ。山なりの地形に合わせて岩風呂が3つひな壇に並び、上の浴槽からあふれたお湯が下の浴槽へと流れ落ちるようになっている。いちばん上の浴槽がいちばん熱くて(といっても適温だが)、いちばん大きい。4〜5人が入れる大きさ。お湯がジャージャーと注がれている。真ん中の段はバイブラ湯、いちばん下はジャグジーで、お湯もぬるくなっている。植え込みがあってよくわからなかったが、すぐ脇は谷間になっていて沢が流れている様子。見える範囲は山ばかり。杉が植えられているようで、花粉症の身にはちょっとつらい。

受付の建物の裏にはコテージやバンガロー、そしてキャンプサイトが並んでいる。キャンプ場に露天風呂があるというのは珍しいかも。ところで「リッチランド」という名前、これはオーナーの亡き夫人「律子の土地」にちなんだネーミングだそうで、決してリッチな人が集まるところではない。清川村内を走っていると「リッチランド」の看板をよく見かけるのだが、いずれも古ぼけていてネーミングとともに不思議さを倍増させる。しかし訪れてみるときれいなキャンプ場で、パンフレットもしゃれたものを作っている。いざ訪れてみないとわからない、というのはこのことか。

リッチランド
源泉/法論堂鉱泉(泉質不明)
住所/愛甲郡清川村煤ヶ谷4513-1 [地図
電話/046-288-1031
交通/小田急線本厚木駅からバス30分「坂尻」停徒歩20分
     県道64号線(伊勢原津久井線)で清川村役場を過ぎ、
     さらに宮ヶ瀬湖方面に1kmほど北上、
     「坂尻」バス停のそばに看板があり、林道を1.8kmほど走る。
料金/(入浴のみ)大人650円、子供300円
     (入浴+休憩:3時間)大人700円、子供350円
時間/10:00〜20:00、第1・3木曜日定休(祝日および7・8月は無休)