鶴巻温泉ゆたか鶴巻温泉ゆたか(秦野市鶴巻北)

平成ひと桁のころは鶴巻温泉には10軒ほどの旅館があったのだが、いまは5軒のみ。多くは分譲マンションへと姿を変えてしまった。「ゆたか」はもともと旅館であったが、6年前に日帰り温泉へとリニューアル。駅前には市営の「弘法の里湯」という強力なライバルがあるが、そこと比べてどうなのか…? 地元にいながら今日が初「ゆたか」であった。

フロントを過ぎるといきなり外廊下になっていて、男湯の建物と女湯の建物の間は中庭になっている。テーブルが4つあり、ここが休憩所というわけだ(休憩所は館内にもあるが、外のほうが雰囲気がいい)。

はじめから日帰り専門ではないためか、脱衣所はちょっとせせこましい。そのわりには浴室のカランの数は多いような気がするが。内風呂には高窓しかないので、さっさと露天風呂に行くべし。ちなみにサウナは使用禁止の状態であった。

露天風呂はかなり広い。岩風呂でまわりにはソテツの木が植えられており、ジャングルのような雰囲気だ。塀が高くて外は眺めることはできないけど(もっとも周辺は住宅街)、こういう雰囲気はありきたりのスーパー銭湯にはない感じ。ちょっと深めでお湯はぬるめ。長風呂派にはもってこいだ。外にベンチがあればもっといいんだけど。ちなみに女湯の露天風呂は「そんなに大きいとは感じなかった」そうだ。

風呂の入口には「超音波オゾン温泉」という看板が下がっていたのだが、よく考えてみたら内風呂にあったジャグジーのことのようだ。ものすごく噴射が弱かったけど。こういう謎な看板はなくてもいいと思う。

さて、じつは「ゆたか」の前は中学校のときに毎日通っていた道。当時は昼間っからカラオケが聞こえてきたりしたが、日帰り専門になったいま、本館2階の宴会場や3階の客室は使われることがあるのだろうか。駐車場代は無料なので、トータルすると「弘法の里湯」と料金は変わらない(市外の人は)。雰囲気と気軽さのどっちをとるかという問題である。

鶴巻温泉ゆたか
源泉/鶴巻温泉(ナトリウム・カルシウム−塩化物泉)
住所/秦野市鶴巻北3-4-5 [地図
電話/0463-77-1778
交通/小田急線鶴巻温泉駅より徒歩5分
料金/大人1050円、小学生840円、親子1575円(大人1名と小学生1名)
     食事つき入浴2900円より
時間/11:00〜20:00、毎週水曜日・第2・4木曜日定休




鶴巻温泉ゆたか閉店(追記-2009/1/13)
残念ながら1/15をもって閉店するとのこと。
弘法の里湯がいつも賑わっているのに対し、「ゆたか」はわりと閑散としていたから…。電飾看板も昨年夏ごろから「ゆたか」のうち“ゆ”しか灯っていなくて、どうしたものかと思っていたし、年末年始は2週間も休んでいたし。
家から歩いて1〜2分の距離だけに残念で仕方ない。






鶴巻温泉ゆたかリーフレット(追記-2009/01/15)
本日最終日ということで18時頃に訪れた。玄関先では何人かの客が別れを惜しみ、店の人と挨拶を交わしていた。館内のあちこちに「閉店のお知らせ」の貼り紙があるが、男湯には4人の客しかおらず、最終日なのになんだか寂しい。しかし次第に客が多くなってきた。記憶に留めるためか、じっくりとお湯につかる人が多かったように感じる。そのあとに予定があったので19時頃に退館したのだが、その時は男湯が7〜8人。まだまだ客がやってくる。最終日は1日でどれだけの客が訪れたのだろうか。

ゆたかは昭和42年に開業。現在の建物には平成4年に建て替えたという。そして日帰り入浴専門で営業するようになって9年。この間だけでも、しのぶ、鶴よし、美ゆきが廃業し、温泉地の雰囲気はなくなってしまった。閉店後のゆたかの建物の利用方法だが、いまのところ未定であるそうだ。

鶴巻温泉ゆたかチケット源泉名/ゆたか(台帳番号:秦野市第17号)
泉温37.1度、pH9.2、成分総計8281mg
加水×、加温○、循環○(内湯は循環かけ流し)、消毒○(塩素系薬剤)

鶴巻温泉ゆたか鶴巻温泉ゆたか

鶴巻温泉ゆたか見取図
↑この見取図は記憶をもとに書き起こしたので、実際とは微妙に異なります。