ゆめみ処ここち湯海老名店(海老名市東柏ヶ谷)かしわ台駅は相鉄線の終点・海老名の1つ手前の駅。丘陵地帯には住宅地が広がっているものの、西口駅前は店が少なくてやや閑散とした印象も。そんなかしわ台の商業の核となっているのは、駅より徒歩4分の距離にある「かしわ台スクエア」だ。相鉄関連企業のコンクリート工場の跡地には、そうてつローゼンやドラッグストアなどの店舗が建ち並び、複合商業施設の相乗効果で周辺住民の利便性を満たしている。その一角にあるのが「ゆめみ処ここち湯海老名店」で、平成16年10月のオープン。運営する相鉄不動産販売にとっては1号店だが、当初から海老名店と名付けたあたり、将来のチェーン展開を見据えていたのだろう。

ゆめみ処ここち湯 海老名店(海老名市柏ヶ谷)エントランスへのアプローチにはほどよく植栽を配し、和風の外観とうまく調和している。夜は多少薄暗くも感じるが、ほのかな照明が落ち着きを感じさせる。入館してすぐ真正面にはテーブル席と座敷からなる食事処が見え、そこだけは大衆的なスパ銭の雰囲気だが、中庭や庭園をも配するこだわりぶり。浴室があるのは右手側の長い廊下の先。アプローチの植栽の真裏を通る格好で、浴室の入口には畳敷きの休憩コーナーを設けている。限られた空間において、できる限りの寛ぎ感を演出しようという設計者の意図は伝わってくる。ちなみに温浴施設の分野でのエキスパート、玉岡設計の作品だ。

浴室内にはの湯船はおもにジャグジー類で、湯船の深さによって寝湯・座湯・立ち湯に区切られている。そして、たとえば寝湯でも噴流が当たる箇所が微妙に違ったりして、すべてを満喫しようものならキリがない。内風呂には1つだけ温泉を使用している湯船があって、そことジャグジー類の湯船は、大きくとったガラス越しに露天スペースを眺める。ほかに、背中からお湯が流れてくる腰掛湯、テレビを備えた高温サウナ、水風呂がある。湯船と洗い場は整然と配置されているが、浴室内は設備重視のスーパー銭湯の典型。いつ訪れても客が多いから、なんだかせわしなく感じるのだ。

ゆめみ処ここち湯 海老名店(海老名市柏ヶ谷)

露天スペースにある湯船もバラエティに富んでいて、温泉使用では岩風呂、円形風呂、壺湯が3つ。しかしこれらは循環式。かけ流しの湯船は1つだけあって、3人もつかれば目一杯な大きさ。いつも大人気なので、よその湯船につかりながら様子うかがいしなきゃならんという状況。ちなみに源泉は温泉は地下1,301mから湧出し、うっすら茶色がかっている。泉温37.7℃というから、湯船ではもっとぬるくなってしまうだろうけど、加温せずそのまま提供しても面白いのでは?と思う。温泉使用ではない湯船としては、寝湯とうたた寝湯(違いはお湯の量)、足つぼ湯、そして男湯のみ「眺景の湯」がある。数段高いところに湯船があり、立ち上がって外を眺めてみると、見えるのは駐車場。昼間は丹沢の山並みが望めるというが、そういえば昼間に訪れたことがない。露天側にもサウナがあって、女湯はハーブ塩サウナだが、男湯は薬草スチームサウナ。湯気で真っ白、しかも息苦しいので個人的には好みじゃないのだが…。

といった具合の充実ぶり。ターミナル駅・海老名の1つ隣駅という位置にありながら、ここち湯はいつも大盛況。スーパーなど多店舗との相乗効果なのだろうか、それにしても車での来店率が高いようで、休日夜などはほぼ満車の状態。設備的に充実しており、料金設定からしても良心的。ひと言でまとめるなら、そこが大盛況の理由だろう。

ゆめみ処ここち湯 海老名店
源泉/海老名温泉(ナトリウム−塩化物泉)
住所/海老名市東柏ヶ谷555-1 [地図
電話/0120-14-0265
交通/相鉄線かしわ台駅西口より徒歩4分
料金/(平日)大人750円、小人400円
     (休日)大人850円、小人450円
時間/10:00〜25:00

ゆめみ処ここち湯 相模原店 (⇒記事)
ゆめみ処ここち湯 横浜瀬谷店 (⇒記事)
ゆめみ処ここち湯 大和店 (⇒記事)

※この記事は2006/4/5掲載分を全面的に書き直したものです。
※相鉄不動産販売からホットネスへの事業譲渡により、2014/6/6に「ゆめみ処 おふろの王様 海老名店」に名称変更