サウナオーギ(愛知県豊橋市広小路)豊橋駅前の夜の賑わいは、やばいの一言に尽きる。繁華街には客引きが待ち構え、やんちゃな酔っ払いが闊歩する。サウナオーギは駅前一等地にありながらも、狭く怪しい路地に面しているせいか、上級者向けの緊張感が漂っている。夕方5時開店というのもサウナ店の不健全なイメージそのもの。佇まいからして昔ながらのオジサウナ。

サウナオーギ(愛知県豊橋市広小路)券売機でチケットを購入。ロッカーの鍵は、首からぶら下げるスタイル。そして、靴はロッカーの下に仕舞う。監視カメラがたくさんあるし、そもそもフロントから丸見えだし、思わず挙動不審になってしまう。

浴室に入ってすぐに高温サウナ室。赤いカーペットの上にサウナマットを敷き詰めるとは、クラシカルの極み。石積みのストーブが時おり唸りを上げ、じりじりと焦がされている感じ。100℃に届きそうな熱さ。ストーブに水かけ禁止は当然だが、「故障したら修理費用を請求します」と穏やかではない。水風呂やジェットバスなどもあって、奥にはラドンミストサウナも。壁タイルの幾何学的なデザインが年代を感じさせる。

サウナオーギ(愛知県豊橋市広小路)洗い場に1つずつナイロンタオルがぶら下がっているが、使い回している感しかなく。日付が変わる頃なのに客はまばらで、しかもサウナを楽しむ客はおらず。皆さん身体を洗って、さっと風呂に浸かって。同じ豊橋市内でもサウナピアとは違って、オーギにはサウナパンツの文化はなく、そもそも館内着ですらパンツ(下衣)はない。病院の入院患者が着ていそうなペラペラの館内着だが、着丈が短すぎて落ち着かない。

サウナオーギ(愛知県豊橋市広小路)飲食営業はやめてしまったようで、役目を終えた食器棚が物寂しい。系列のレストランから出前が取れたらいいのに。運営するオーギヤグループの会社沿革によれば、サウナオーギは昭和41年開店。地方駅前サウナ遺産というべき歴史と、庶民的な風情は、もっと注目されて然るべき。豊橋を訪ねることがあれば、サウナピアとサウナオーギの対照的な2店をぜひはしごしてほしい。

サウナオーギ ※男性専用
住所/愛知県豊橋市広小路1-43 [地図]
電話/0532-55-6663
交通/JR豊橋駅東口より徒歩1分
料金/1,000円、深夜割増1,000円(2時以降)
時間/17:00〜翌9:00(深夜2:00〜5:00は入浴不可)