サウナ・カプセルホテル ノーベル(東京都中野区中野)若者の街、中野。北口からブロードウェイに続く商店街は、いつも賑やかで人通りが絶えない。しかし、この地にサウナ店があることに、どの程度の人が気づき、利用しただろうか。もしかしたら地方から遊びに来る人は、併設するカプセルホテルを検討し、宿泊したかもしれない。どんな印象を持ったか気になるところだが。ノーベルの存在は10年以上も前から知っていたけれど、気持ちが沸き立たず、訪ねるのは今回初めて。

サウナ・カプセルホテル ノーベル(東京都中野区中野)パチンコ店のわきを上がっていくのは、サウナ店でよくあるケース。それなのに案内看板ひとつないとは不親切すぎる。系列の喫茶店が閉店時間を過ぎていたせいか、2階はひっそり感が極まりなく、サウナ店の入口ですら何の案内もない。

おそるおそるドアを開けると、フロントには手書きで「不在にしています」との札が。店員さんはいたが、おそらくは不在が平常なのだろう。券売機でチケットを購入し、台帳に名前を記入。そして、ロッカーキー、タオル大小、カミソリ、歯ブラシを貰う。

サウナ・カプセルホテル ノーベル(東京都中野区中野)浴室でまず思うのは、床がぬるぬるであちこち滑る。洗い場も汚いし、排水溝から嫌なにおいがするし、コバエも飛んでいる。店員さんがたまに巡回して、お湯を流して回るだけでも改善できるはずだが。バイブラ湯は温度計が壊れて47℃を表示しており、赤いペンで40〜42℃に斜線が描かれている。そんな温度計なら無くてもいい。

サウナ・カプセルホテル ノーベル(東京都中野区中野)ウェットサウナは天井に設けられた12個のノズルから、熱い湯が雨のごとく降り続く。3つある椅子は割れているし、茶色く薄汚れているし。モワッとするのは最初のうちだけで、どう過ごしたらよいかわからない。ドライサウナは105℃を表示し、クラシックサウナ特有の古びたにおい。サウナマットがとにかく熱くてやけどしそう。薄暗い空間でテレビを観ながら10分ほど、まぁいいかなという気にさせられる。

サウナ・カプセルホテル ノーベル(東京都中野区中野)水風呂の温度計は23℃を表示し、もはや何が正しいのかわからない。もっと冷たいような気もするし、常時吐水しているせいかもしれないし。なお、バイブラ機能は壊れている様子。休憩用に椅子2つ。仕上げに立ちシャワーで冷水を浴びようと思ったら、水圧が強すぎて痛かった。ここまで約1時間、ほかに客は2名。平日21時。この店のピークタイムは何時頃なのか見当がつかない。

サウナ・カプセルホテル ノーベル(東京都中野区中野)バスタオルに挟まって、館内着はパンツだけ。誰もいない休憩室はそもそも寒くて、パンツ一丁じゃいられない。麦茶のサービスと、自販機2台。喫茶店の営業中なら出前も取れるのだろう。2時間コースで入ったのに時間を持て余す。クラシカルなまま営業するなら、基本となる浴室清掃はしっかりと。時代と街の個性にマッチした改装をすれば、繁盛店に生まれ変われるかもしれない。立地が良いだけにチャンスはある。

サウナ・カプセルホテル ノーベル ※男性専用
住所/東京都中野区中野5-60-7 [地図]
電話/03-3387-2717 03-3387-2130 03-3387-3422
交通/JR中央線・東京メトロ東西線 中野駅北口より徒歩1分
料金/(9:00〜24:00)大人2,200円、小学生以下1,100円
     (24:00〜9:00)大人3,300円、小学生以下1,650円
     (2時間まで・6:00〜23:00)大人1,100円、小学生以下550円
時間/24時間