おふろ甲子園「おふろ業界から日本を元気に!」を合い言葉に、4回目の開催を迎えることとなったおふろ甲子園。全国42店舗がエントリーし、覆面調査員による審査を経て、勝ち進んだ6店舗が一堂に会しての決勝大会。壇上では制限時間17分を使い、自店の魅力、具体的な取り組み、熱い想いを観客にぶつける。

これまでブログでは公にしていなかったが、温浴業界の端くれにいるので、とても興味があったこの大会。たまたま休みが合ったので、当日券5,000円はちと高いが自分への投資を兼ね、どんなものかと文京シビックホールへ。

おふろ甲子園「どうせ業界関係者だけでしょ」と思っていたが、大変失礼しました。入場口には長蛇の列。おそらくは温浴業界のファンなのだろう。知り合いに会うたび挨拶を済ませ、会場外は和やかな空気であるものの、開演時間がいざ迫ると一気に緊張感に包まれる。オープニングアクトは、おふろdeアフロ。そして泣かせるオープニングムービー。審査員は「サウナ王」でおなじみ、温浴コンサルタントの太田広さんほか。

決勝大会に進出した店舗は、プレゼン順に、信州健康ランド(塩尻市)、秋山温泉(上野原市)、源泉湯燈屋(甲府市)、天然温泉満天の湯(横浜市)、天然温泉なごみの湯(苫小牧市)、石和健康ランド(笛吹市)。

おふろ甲子園各店舗で抱える悩みや改善点はさまざま。接客スキルやコミュニケーションだったり、作業効率だったり。それに対してどう取り組んだか、結果としてどう変わったか。トップバッターの信州健康ランドからして迫力は凄まじく、かと思えば秋山温泉は壇上で感極まっている。各店舗の取り組みから学ぶことは多く、そして多くの感動を得た。繁盛店はいずれも今回の大会テーマ「輝き」のごとく、スタッフ一人一人の輝きを重視しているし、そうでなければお客様満足には繋がらない。

おふろ甲子園各店舗のプレゼンが終わったら、来場者はコインで投票する。その結果、栄えある優勝に輝いたのは、甲府市の源泉湯燈屋。「あったかい」を見える化すべく、コミュニケーションアイテムとして「ニコニコカード」を使用。たくさん「ありがとう」を伝えたスタッフを表彰している。燈屋に限らず、繁盛店だからといって決して難しい取り組みをしているわけでなく、すぐにでも真似して取り入れてみたいと思わせるアイデアばかり。

横のつながりが薄く、ともすれば競合ばかり意識してしまうが、業界全体が高め合って活性化できれば、結果として日本が元気になる。朧気ながらおふろ甲子園が果たす意義を実感した。