地蔵の湯地蔵の湯は平成18年に改築された公共浴場。湯畑からは狭い路地を抜けていくと、地蔵の湯のあたりはちょっとした広場のようになっている。そこには地蔵の湯のほか、地蔵源泉の湯畑、そして地蔵堂がある。地蔵堂は1808年に建てられたもので、安政年間に眼病を患っていた徳兵衛という人の夢枕に地蔵菩薩が立ち、地蔵の湯で眼を洗ったところ眼病が治癒したのだとか。

地蔵の湯では時間湯も行っている。時間湯の湯船は建物の手前の部分。「草津温泉・時間湯オフィシャルサイト」によると、地蔵の湯での時間湯は10日以上の湯治客が対象で、症状や年齢、体力を湯長と相談すべき旨が記されている。ちなみに時間湯は共同浴場「千代の湯」でも体験できる。

一般の入浴は奥にある浴室で。6帖ほどの広さに湯船と脱衣スペースがあるだけ。脱衣スペースといっても幅1mほどの通路がわずかに1段高くなっているだけで、壁際に棚が並んでいるだけという、とてもシンプルなつくり。掛け湯するときにはあたりを十分に注意すべし。横長の湯船は4人も入ればいっぱいという小さなもの。お湯は「白旗の湯」に比べればぬるめだが、42〜43℃といった感じか。湯船はタイル造りだが、浴室全体は板張りとなっている。きれいで気持ちがいい。

入口部分の大きな屋根がかかった軒下にはベンチが置いてあり、湯上りに休憩するのにちょうどいい。

地蔵の湯
源泉/草津温泉(地蔵源泉:含硫黄−アルミニウム−硫酸塩・塩化物泉)
住所/群馬県吾妻郡草津町草津 [地図
電話/0279-88-0800(草津温泉観光協会)
交通/JR吾妻線長野原草津口駅よりバス25分「草津温泉バスターミナル」徒歩6分
料金/無料
時間/8:00〜22:00、年中無休

湯Love草津(草津温泉観光協会)
ゆもみねっと(草津温泉旅館協同組合)
草津温泉・泉質主義
草津温泉旅なび

草津温泉の共同浴場(18軒)